第2章 オッカムルのあらくれキング マッシモ&ミルズ
マッシモとミルズは大の仲良しコンビである。
例えるなら、ビッグスモールンである。
なに!? 今のビッグスモールンは三人組だと!?
えーと、……じ、じゃあ、オール阪神・巨人、って仲わr[ピーーーーーー検閲されました]やないかい!
えーと、倍精度浮動小数点型で言うところの……、
すまん。各自で調べてくれ。
喧嘩するほど仲が良い、のは結構なんだが、ときおり仕事をほっ放ってお互いを貪り合っているというのは少々仲が良過ぎると言わざるをえない。
例えば、これ。
マッシモミルズは短期決戦においてはシドーよりも強いので、素材島へ同行するクルーとして重宝しているのだが、ご主人さまがちょっと目を離したすきに……
ご主人さまが高台で一所懸命に作業しているときにだな、
激しくぶつかり、愛(きんにく)を確かめあう二人。
気が付かないとでも思っているのか?
こちらはそこそこカメラアングルの自由度が利くのだぞ。(軽く嫉妬)
だが、この二人。ただただ仲が良いだけではない。
お互いに ヤることを ヤっているのである!
なにせ、オッカムルは『あらくれ』の宝庫。
あらくれ採掘量世界最大のオッカムルでは、このとおり、
大人の社交場はいつもとれとれぴちぴちの大賑わい。
そして、あらくれ界の頂点に立つ黄色いマスクのあらくれキングであるマッシモとミルズには、
ご覧のように常にぶっ、……、もとい、おっかけが屯するありさま。
そんな環境もあってか、マッシモなんかは、
「お客さん…こってますね!」
ちょいちょい こうやって 他のあらくれをたらしこんでは、
あらくれモブ「スゴイのね」
こんな感じで 片っ端から あらくれどもを いれぐいじょうたい。
一方のミルズといえば、あらくれのみならず、
プロレスラー『カルロ』にまでしつこく付きまとわれて、逃げ惑う毎日。
あらくれ以外にも手広くヤっているミルズは、マッシモが覗いているところで堂々と、
「……オメエ。 すなおだし くったくはねえし よくよく見ると かわいい顔してるよな…。」
僕までく(どこ)おうとする。
ちょっとちょっとミルズ。どこを主張して話し掛けてくるんだよ。
ミルズのミルズを見てみる図。
! 新たなレシピをひらめいた!
こんなところで『新たなレシピ』なんてひらめくな、っつうの!
で。
言い合いになる。
ハートを股にはさんで、なにヤっているんですかね、この二人は。
ん……?
ど、どうした? マッシモ、ミルズ……
や、やばい、囲まれた! 後ろは壁、ふんどしいっちょう、つぼにも液体が入っているし、あまイチゴ完備じゃねえか!!
ま、まて。は、はなせば、話せば分かる。いや、いっそこのどくばりを装備して……
ところで、そんなマッシモ&ミルズも、ただただヤりたいほうだいヤっているわけではなくて、
これは、皆のリクエストに答えて、お立ち台でハッスルダンスを披露していたときのことなのだけれども、
このとき、マッシモ&ミルズすらも超えて光り輝いていた僕に嫉妬したメドーサボールが僕を石化させようとしてきたのだけれど、
(さいわい、僕のあまりの輝きに目が眩んだメドーサボールの石化光線は狙いがそれて僕には当たらなかったんだけれども)
この事件をきっかけに、マッシモは魔物恐怖症を、ミルズは閉所恐怖症を克服すると言い出して。
とにかく、根性叩き直してくれ! 思いっきり来てくれ!
と、頼まれたので。
僕もヤるときはヤる。
思いっきりヤる。
……コホン。
そんなわけで、一皮剥けたマッシモとミルズは、今では貴重な戦力として欠かせない存在になっているので、『はかぶさの剣』やら『はぐれメタルの剣』やら、強力な武器は優先して彼らに装備させているよ。
ね? マッシモ、ミルズ。
「た…たまらんぞお!」「うおお!すげえ!」
って、なにヤってんじゃあ、わりゃあああ!!!
仲が良いのは結構なことだけれども、おまんらちっとはときとばしょをわきまエロし!!
また来てくださいね♥
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