第2章 オッカムルのあらくれキング マッシモ&ミルズ
マッシモとミルズは大の仲良しコンビである。
例えるなら、ビッグスモールンである。
なに!? 今のビッグスモールンは三人組だと!?
えーと、……じ、じゃあ、オール阪神・巨人、って仲わr[ピーーーーーー検閲されました]やないかい!
えーと、倍精度浮動小数点型で言うところの……、
すまん。各自で調べてくれ。
喧嘩するほど仲が良い、のは結構なんだが、ときおり仕事をほっ放ってお互いを貪り合っているというのは少々仲が良過ぎると言わざるをえない。
例えば、これ。
マッシモミルズは短期決戦においてはシドーよりも強いので、素材島へ同行するクルーとして重宝しているのだが、ご主人さまがちょっと目を離したすきに……
ご主人さまが高台で一所懸命に作業しているときにだな、
激しくぶつかり、愛(きんにく)を確かめあう二人。
気が付かないとでも思っているのか?
こちらはそこそこカメラアングルの自由度が利くのだぞ。(軽く嫉妬)
だが、この二人。ただただ仲が良いだけではない。
お互いに ヤることを ヤっているのである!
なにせ、オッカムルは『あらくれ』の宝庫。
あらくれ採掘量世界最大のオッカムルでは、このとおり、
大人の社交場はいつもとれとれぴちぴちの大賑わい。
そして、あらくれ界の頂点に立つ黄色いマスクのあらくれキングであるマッシモとミルズには、
ご覧のように常にぶっ、……、もとい、おっかけが屯するありさま。
そんな環境もあってか、マッシモなんかは、